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モバイルフレンドリーアルゴリズム開始!その特徴と6つのポイント

前回に引き続き、Googleスマホ対応アルゴリズムの「モバイルフレンドリーアップデート」の話題です。

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2015年4月21日にGoogleの「ウェブマスター向け公式ブログ」にて告知あり、「モバイルフレンドリーアップデート」が開始されました。

 

モバイル フレンドリー アップデートを開始します
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/04/rolling-out-mobile-friendly-update.html

 

このアルゴリズムの影響が完全に反映されるまでには「一週間から数週間」かかると関係者による発言があり、Googleスマートフォン順位はしばらく変動することが予想されます。

 

参考: Q&A session for mobile-friendly ranking change
https://plus.google.com/events/cgrhsak37eulru740mgiudrhidk

 


大幅な順位変動が予想される今回のGoogleによるアップデートですが、その特徴をおさえて最低限の対策を行ってしまえば何ら問題はありません。
今回は、その特徴と対策についてまとめてみました。

 

モバイルフレンドリーアルゴリズムの特徴

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1. スマートフォンで検索した際の「モバイル検索」のみ影響が出る

なんといっても、最大の特徴は「モバイル検索」のみ影響が現れる点にあります。これまでGoogleはPC版サイトの要素しか順位計算に使用していませんでしたが、今回のアップデート以降はスマートフォンサイトの要素も反映されるため、特に美容や飲食、ファッションなどのスマートフォンからのユーザーの流入が多い分野では対策を怠ると集客に大きな影響がでてしまいます。

 

2.影響は「ページ単位」

今回のアルゴリズム変更による順位の影響はサイト全体ではなく、ページごとに影響が現れます。もし、ページごとに対応が必要で完全なスマホ対応が難しい場合は、まずはユーザーの流入が多いページから対応することで影響を抑えることも可能です。

 

3.「スマホ対応」が「されている」か「されていない」かで判断される

スマホ対応」されていればOK。されていなければ順位が下降しますよ、という○☓方式のアルゴリズムで、より完璧に対応すれば高評価というものではありません。

 

4. 「スマホ対応」でない場合にも、修正を行えばすぐに順位が回復する

ペナルティのような順位回復に長時間を要するようなマイナスではなく、問題が発生した場合にはすみやかに対応を行うことで順位回復が可能とのことです。
すぐに、といってもGoogleに修正後のサイトを認識してもらい再度の計算が必要となるため、Googleの巡回頻度によって数時間から数日かかる場合もあるようです。


対応が必要な6つの項目

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具体的にどのような修正を行う必要があるか、まとめてみました。
Flashの対応はすぐに切り替えが難しいと思われますが、その他の内容は比較的対応が容易なものです。「モバイルフレンドリーテスト」を活用し、早めに対応しましょう。

 

モバイルフレンドリーテスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/?hl=ja

 

スマホ対応」の問題となる項目は以下の6つです。

 

1.タップ要素同士が近すぎます


意外と知られていないようですが、スマートフォンサイトのボタンなどのタップ要素同士の距離にはGoogleによる推奨の数値があり「48CSSピクセル」となっています。

 

2. ビューポートが設定されていません

ビューポートにより、モバイル ブラウザ用の適切なサイズに調整されます。この項目の数値設定を誤っているケースが多いようです。

 

3. フォントサイズが小です

スマートフォンサイトで使用するフォントサイズにも推奨があり、「16CSSピクセル」となります。

 

4. コンテンツのサイズがビューポートに対応していません

スマートフォンサイトの横幅の設定を誤っている場合に表示されます。

 

5. 固定幅のビューポート

端末ごとに幅が異なるため、「レスポンシブ ウェブデザイン」を採用しましょうという項目です。

 

6. Flashが使用されています

FlashHTML5などへの切り替えが推奨されています。


まだ始まったばかりの「モバイルフレンドリーアルゴリズム」ですが、どの程度の影響があるのか引き続き注目してまいります。